• ご質問回答
    Q1 内面研削盤の砥石バランス修正に適したFB型式は? A1・SB-8806RHB等の一定速バランサで修正可能です。もちろん、SB-7705RH等の多速度・多面バランサも修正可能です。
    Q2 成形研削盤、平面研削盤、円筒研削盤、センタレス研削盤の砥石バランスに適したFB型式は? A2・SB-8001G、SB-8001GB、SB-8806RGB等が最適です。
    Q3 マシニングセンタ等の主軸バランス修正に適したFB型式は? A3・SB-7705R、SB-7707RB等の多速度・多面バランサが最適です。
    Q4 NC旋盤のチャック、あるいは異径チャックのバランシングに適したFBは? A4・SB-8002R、SB-8002RB、SB-8806RB等の一定速バランサで修正可能です。もちろん、SB-7705R等の多速度・多面バランサも修正可能です。
    Q5 バランサ型式による性能等の違いは? A5・シグマは使用目的により、その機能に特長を持たせた、20機種の製品を製造していますが、バランシングに関する基本的な性能に差はありません。
    Q6 シグマバランサの回転数の範囲は? A6・オプションにより、最低は60min-1、最高は400,000min-1まで対応しております。
    Q7 USB通信ポートを内蔵した機種は有りますか? A7・SB-8001GB、SB-8002RB、SB-8806RB、SB-7705R、SB-7707RB等が有ります。
    Q8 USBメモリポート、microSDカードスロットを内蔵した機種は有りますか? A8 ・microSDスロット内蔵:SB-8001GB、SB-8002RB、SB-8806RB、SB-7707RB等です。
    ・USBメモリポート内蔵:SB-7705Rです。
    Q9 プリンタ内蔵の機種は有りますか? A9 ・申し訳ございませんが、プリンタ内蔵機種のご用意はございません。
    Q10 他メーカと同等の製品はありますか? A10 ・多速度・多面バランサは当社独自の製品ですので、他社の類似製品はありません。
    ・一定速バランサは他社でも、類似製品は製造されています。
    ・他社製品の型式を提示して頂ければ調査いたします。
    Q11 FFT分析とは何か?どのように使うか? A11 ・一般的に、振動は複数の周波数を含んでいますが、FFT分析を行うことでどのような周数成分にどの程度の振動が含まれているかがわかります。
    ・周波数成分がわかることで、振動の発生原因を推察する事が出来ます。
    Q12 時間波形とは何か?どのように使うか? A12 ・時間波形とは、時間の経過とともに振動が変化していく様子をリアルタイムに表示する機能です。
    ・時間波形機能を使うことで、振動そのままの波形を視覚的に見ることが可能です。
    Q13 英文画面表示のFBはありますか?また、取扱説明書もありますか? A13 ・SB-8001G、SB-8002Rを除いた全てのFBはカラーLCD表示を採用していますので、日本語・英語表示はワンタッチで切替可能です。
    ・取扱説明書についても、日本語と英語の表記を用意しています。
    Q14 英文画面への切替方法は? A14 ・機種によって操作方法が異なります。
    ・基本的に共通設定へ使用言語切替項目を設けております。
    Q15 梱包サイズと重量は? A15 【梱包重量・サイズ一覧表ページ】をご参照ください。
    Q16 バランサの校正周期を教えて下さい。 A16 ・お客様社内のISO規定により様々ですが、1〜3年周期での点検・校正を推奨します。
    ・校正証明書とは、トレーサビリティ体系図、試験成績書、校正証明書が含まれます。
    ・校正費用は、基本料金30,000円と校正証明書30,000円の計60,000円です。
    ・なお、修理費が発生した場合は別途修理費を請求させて頂きます。
    Q17 デモ器の貸出しは可能ですか?
    校正期間中の貸出器はありますか?
    A17 ・基本的にデモ器等の貸出は行っておりません。
    ・点検に1週間、受注後1週間で校正を実施し、最短2週間で返送しております。
    Q18 校正品の送り先は? A18 ・校正品をお送り頂く際は、下記住所宛にお願いします。
    〒719-0104 岡山県浅口市金光町占見新田185-3
    TEL.0865-42-6055
    Q19 バランサを海外に持って行きたいが、非該当証明書の発行は可能ですか? A19 ・発行可能です。
    ・製品製造NO.、輸出会社名、仕向地、最終需要者の会社名、使用目的をご連絡ください。
    非該当証明書の発行申込書は【こちら】
    Q20 FBの販売価格は? A20 ・どの型式をご希望ですか? 価格は型式によって異なります。
    【こちら】よりお気軽にお問い合わせください。
    Q21 VMの販売価格は? A21 ・どの型式をご希望ですか? 価格は型式によって異なります。
    【こちら】よりお気軽にお問い合わせください。
    Q22 実機でのバランス修正をしたいのですが、無償デモは可能ですか? A22 ・ご購入検討のデモは無償で実施していますので、お気軽にお申し付けください。なお、事前にバランス修正対象の機械情報をご提示ください。
    【デモ打ち合わせシート】はこちら。
    Q23 商社経由で購入したいが○○近辺の商社を紹介して欲しい。 A23 ・調査のうえご連絡申し上げます。
    ご質問回答
    Q1 付属の振動センサは何個ですか? A1 ・振動センサは1個付属しています。振動センサを増設する時は、オプション品を購入して頂く必要があります。
    ・シグマバランサの演算方式は、振動センサ数と修正面数は無関係な方式を採用していますので、振動センサ1個でも、1〜4面のバランシングが可能です。しかし、本演算方式は、振動を計測した全ての点の振動を抑えるので、振動を抑えたい個所に振動センサを効果的に配置するのが得策と云えます。このため、シグマは振動点数を6点まで設置できる機種、SB-7705R-6を製造しています。
    Q2 回転センサの先端と反射マークまでの距離はどのくらいまで離せますか? A2 ・標準の回転センサ(SFS2-M1H)で約10〜20mmです。
    ・レーザ回転センサを使用すれば、100mm程度離す事は可能ですが、バランシング可能な回転数は6000min-1程度に低下します。
    Q3 防水・耐油対応のFB、振動・回転センサはありますか? A3 ・防水・耐油構造のFBは、現在製造しておりません。
    ・耐油型の回転センサも製造しておりません。
    ・付属の標準振動センサ、及びケーブルは耐水可能です。
    ・別売の防水型・耐油型の振動センサをご購入頂ければ対応可能です。
    ・その他、フッ素樹脂ケーブルなども各種取り揃えていますので、お気軽にご相談ください。
    Q4 振動センサ用絶縁スタッド(RS171D)の使用について A4 ・測定対象の機械が漏電している場合、振動センサからFB本体に漏洩電流が流れ込みます。その結果、振動信号に漏洩電流が重畳される事になり、振動計測に誤差を発生させます。絶縁スタッドの目的は漏洩電流の流れを断つ事にあります。
    Q5 振動センサの設置上の注意点について A5 ・センサの取扱いは丁寧に、出来るだけ衝撃を加えないように注意してください。
    ・センサの設置個所は、軸受けの近くで、剛性の高い場所を選択してください。
    ・センサの設置面の凸凹でセンサ感度が変化します、設置面は平坦な場所を選択してください。
    ・センサ質量は、測定対象の質量の1/5以下のものを選択してください。
    ・測定対象からの漏電対策は充分ですか、センサに絶縁スタッドを取付けてください。
    ・センサケーブルの揺れ対策は充分ですか?、雑音電荷Qnを極力抑える必要があります。
    ・センサケーブルは、モータ等のノイズ源から離して配線する必要があります。
    ・詳細は当社ホームページ内の動画をご参照ください。動画解説
    Q6 回転センサの設置上の注意点について A6 ・安全面を考慮しマグネットスタンドは確実に固定してください。人身事故の恐れがあります。
    ・反射シールを貼り付ける個所は、必ず脱脂処理をしてください。
    ・センサ感度の調整は重要です。ホームページ内の動画か、取説を参照して実施ください。
    ・センサケーブルは、モータ等のノイズ源から離して配線する必要があります。動画解説
    Q7 振動、回転センサ、及びケーブルが壊れた場合、すぐに購入できますか? A7 ・常時在庫がありますので、緊急時にはお問い合わせの上、ご相談ください。
    Q8 反射シールはどこで買えるか? A8 ・当社で販売しています。 ・部品名:反射シール ・型式:SH-001
    ・5シート(1シート:8×8mmの反射シール80枚)を1セットとして販売しています。
    ご質問回答
    Q1 FBのバランシングの手順は? A1・当社ホームページ内の「YouTube(動画)」をご覧ください。動画解説
    Q2 修正面数の選択はどの様に考えるべきか? A2 ・ロータ径Dとロータ厚みLの比L/Dが1/2以下のロータは1面修正で修正は可能です。
    ・一般的な主軸は、その回転数が9,000min-1以下では剛性ロータを維持するので、2面修正で釣合い修正が可能ですが、さらに高速回転になると、その主軸は弾性ロータに変身するので3〜4面修正が必要となります。
    Q3 試重りの質量の計算方法について A3 ・付加測定時にUB振動を極力抑え、機械ストレスを増大させないためには、試重り質量は小さいほど良いです。振動ベクトルの変化量も小さくなるため、演算誤差が発生します。
    ・当社のバランサは、振動ベクトルの変化量が20%以下の場合は、エラーを発報して演算誤差の発生を抑えています。
    ・JISやISOによる剛体ロータの釣合い等級Gは、その最高回転速度ωに応じて、ロータの許容残留不釣合い量Uを経験的に定めています。
    ・そこで試重り質量Mtは、上記の許容不釣合い量Uの5倍程度とした、当社経験値を推奨して計算します。
    ・例えば、釣合い等級をG=1.0、ロータ質量をM=3,000g、最高回転速度をω=30,000とした時の、許容不釣合い量Uは、U=9.55×3,000×1.0÷30,000≒1g-mmとなります。
    ・試重り質量Utを許容不釣合い量Uの5倍とすると、Ut=5U=5×1=5g-mmとなります。
    ・修正半径を25mmとすると、試重り質量Mtは、Ut÷25=5g-mm÷25mm=0.2gとなります。
    Q4 既存の旋盤を使用してFBで部品単品のバランス測定が可能か? A4 ・汎用旋盤でのバランス測定は不可能と思われます。
    ・NC旋盤の場合は、主軸とチャックのバランシングを事前に行えば、G40〜G16程度はバランシング出来る可能性はあります。
    Q5 極座標修正とは? A5 ・ロータの構造から、各修正面に修正個所の制限がないロータに適用されます。
    ・ロータの中心軸から角度と修正量で提示します。角度は1度刻みです。
    Q6 等分力修正とは? A6 ・極座標修正で求めた不釣合い量を、各修正面の等間隔で決めた分力点に分配してバランス修正を行います。即ち、極座標を跨いだ2カ所に、不釣合いベクトルを分解し付加、あるいは削除修正する方式です。
    ・極座標修正で求めた量を、各修正面の等間隔で決めた分力点に分配してバランス修正を行います。即ち、極座標を跨いだ2カ所にベクトル量を分配して、付加あるいは削除修正する方式です。
    ・極座標修正で示された位相での修正が困難な場合に適用します。
    Q7 不等分修正とは? A7 ・極座標修正で求めた修正量を、各修正面の不等間隔で決めた分力点に分配してバランス修正を行います。即ち、極座標を跨いだ2カ所に、ベクトルを分解し付加、あるいは削除修正する方式です。
    ・この修正方式は、ロータの構造上から、修正点が制限され、等分力修正が適用できない場合に適用されます。
    Q8 開角計算法による釣合い修正とは? A8 ・主に、研削砥石のバランス修正に適用されている方式です。
    ・既存の修正重りの取付角度を変えることで修正します。
    ・この修正方式は、繰返してバランス修正を行う必要があるロータに適し、バランス修正毎に、修正重りを作る必要がない特長があります。